マウンティングされて二流は「ムカつく」、一流は「反省する」、では“超一流”は?Photo:PIXTA

誰もが一度は遭遇した事があるであろう「マウンティング」――“受付嬢”という女社会で生きてきた私は、仕事でもプライベートでもマウンティングに遭遇することが多々ありました。そんな経験を生かし、経営者となった今、どのようにマウントを取ってくる人と対峙しているのか、お話ししたいと思います。(RECEPTIONIST代表 橋本真里子)

受付嬢時代に遭遇した
相手を落とす「突き落とし型マウンティング」とは!?

 私が“受付嬢”としてとある会社に入社し1週間がたった時、同僚から驚きの情報を聞かされました。それは、「実は、橋本さんは愛人クラブに入っていて、そのコネで入社してきたといううわさがあるんです……」というものでした。

 話を打ち明けてくれた同僚は、「Aさんから、橋本さんが入社した日にそんな話を聞きました。でも、一緒に働いているとそんなふうには思えなかったので、この話はうそなんじゃないかなと思って……」と言って教えてくれました。

「愛人クラブ!? なんですか、それは(笑)。違います、違います!普通に派遣会社から紹介されました……!」驚きを通り越して、もはや笑えるレベルでしたが、「これが女社会の洗礼か」と思ったものです。

 その同僚は私を信じてくれて、他の同僚たちにも誤解だと伝えてくれました。入社早々だったので、直接本人に言うのも角が立つと思い、「ちゃんと面談をして採用してくれた」上司に相談し、対処を任せました。

 マウントを取られるくらいのことは想像していましたが、まさかの「突き落とし」でくるとは予想外……。今では笑い話になっているエピソードです。