今回は、まさにそんな「落語会とその後の打ち上げに参加して、なぜお客さんの悩みが消えたのか」にこだわって筆を進めてみました。
落語は、「強制ゆとりプレゼント装置」なのかもしれません。
現実社会でそんなしくじりをしてしまうと生きていけないほどの“ドジ”を、落語の登場人物たちは惜しげもなく披露してくれます。「バカだなあ」「あり得ねえ」と笑いながら聞きつづけていくと、いつの間にやら、抱えていた悩みが消え去っていた。
そんな日本人にとっての“緊急避難場所”として機能しつづけてきたのが、落語なのでしょう。
現代社会はあらゆるジャンルにおいて、すべての人々を悩ませようとトラブルが降りかかってきます。
でも、心配ありません。本稿は、そんな豪雨の中の傘みたいな存在となるでしょう。スマホで読めるサイズですから、折り畳み傘でしょうか。心の折り畳み傘として、あなたの空間の片隅に置いてみてください。きっと役立つはずですよ。
では、じっくりとお楽しみください。