「敬語のひとつも話せない無能女」
口コミで名指し批判された行員
「お客様は神様ですぅー!」
子供の頃に聴いた、三波春夫さんが曲の合間に叫ぶ例のセリフである。三波春夫さんにとって、レコードを買ってくれた人、コンサートに来てくれた人は、自分にとって正に神様だろうが、カスハラまがいのクレーマーたちは、このセリフを伝家の宝刀のように悪用する。
「課長?これ見てくださいよ」
ある日、私の部下・向坂さんがスマホを差し出した。
「M銀行みなとみらい支店…何だこれ、うちのGoogleマップじゃないか」
「その後の口コミのところ、読んで下さいよ!」