目黒冬弥

現役行員

めぐろ・とうや/バブルの終わりごろ大手都市銀行に入行。地方都市や首都圏の支店で法人営業に携わる。紆余曲折を経て、窓口事務の管理者としてメガバンクM銀行に勤務する現役行員である。

「なぜ私のペンを課長が…?」メガバンクで休暇中、上司がこっそりやっている“信じがたい行動”とは
目黒冬弥
「おう、伝言通じたんか。折り返しすまんな。お楽しみのところだったよな。悪い悪い。アレ、どこに、しまってあるかな?」今からおよそ四半世紀前。私が新婚旅行でオーストラリア・シドニーに滞在中、ホテルのフロントから伝言を受け取った。「至急、会社に電話するように」。課長からの命令だった。
「なぜ私のペンを課長が…?」メガバンクで休暇中、上司がこっそりやっている“信じがたい行動”とは
「あ、あの、実は卒業できなくて…」メガバンク内定者から突然の電話→支店長が放った「まさかのひと言」〈2025上期6位〉
目黒冬弥
「えっ!山下君、それ決定なの?ほんとにダメなの?何とかならないの?」今から数年前の3月のこと。私が勤務するみなとみらい支店に、4月から配属が決まっている山下君から電話がかかってきた。山下君は京浜地区のとある私大法学部の出身で、ボート部に所属していた。
「あ、あの、実は卒業できなくて…」メガバンク内定者から突然の電話→支店長が放った「まさかのひと言」〈2025上期6位〉
球場で流れた曲にハッとした…メガバンク社宅での「ひと言」から始まった「プロ投手と“チェコの大谷”の約束」に胸が熱くなる
目黒冬弥
先月は、5月の大型連休だった。そこで、思い出したことがある。新卒で大阪の吹田支店に配属され、その後いくつかの支店に異動し、30代で愛知県の豊橋駅前支店に着任した。経験を重ね、営業成績もかなり伸び始めた頃だった。
球場で流れた曲にハッとした…メガバンク社宅での「ひと言」から始まった「プロ投手と“チェコの大谷”の約束」に胸が熱くなる
「あ、あの、実は卒業できなくて…」メガバンク内定者から突然の電話→支店長が放った「まさかのひと言」
目黒冬弥
「えっ!山下君、それ決定なの?ほんとにダメなの?何とかならないの?」今から数年前の3月のこと。私が勤務するみなとみらい支店に、4月から配属が決まっている山下君から電話がかかってきた。山下君は京浜地区のとある私大法学部の出身で、ボート部に所属していた。
「あ、あの、実は卒業できなくて…」メガバンク内定者から突然の電話→支店長が放った「まさかのひと言」
メガバンクの女性行員が失禁って…現役行員が明かす「刑事も参加の防犯訓練」の本気度がシャレにならないレベルだった!
目黒冬弥
パーン、パーン!「おい!騒ぐんじゃねーぞ、こらー!このバッグに金入れろー!早くしろよ、この野郎!おい、後ろのお前、変な動きするとこいつ、殺すぞ!」黒いフードをすっぽりと頭から被った男が、ピストルを天井に向けて発泡する。女性のロビー担当者が背後から羽交い締めにされ、人質となってしまった。首筋にピストルの銃口を突きつけられている。
メガバンクの女性行員が失禁って…現役行員が明かす「刑事も参加の防犯訓練」の本気度がシャレにならないレベルだった!
「昼休憩が20分だったので40分を残業申請します」メガバンク行員の要求に支店長がブチ切れ!そのワケが衝撃的すぎた…
目黒冬弥
「目黒課長、昼休憩が20分しか取れませんでした」「40分を残業としてつけさせてもらいます。よろしいですね?」。私が所属する預金担当課の部下・美濃田管理主任がわざわざ申し出てきた。
「昼休憩が20分だったので40分を残業申請します」メガバンク行員の要求に支店長がブチ切れ!そのワケが衝撃的すぎた…
「俺の部屋に今すぐ来い」大雪に備えホテル泊したメガバンク行員が、支店長の部屋で見た「まさかの光景」
目黒冬弥
「課長は金曜日、どうする?大雪らしいけど」。支店長から内線電話が入った。「どうする?」とは、「木曜日の夜は宿泊するかどうか」の意味。雪が降ると、都心部は交通が麻痺し出勤できないことがある。それにどう対応するつもりか、という質問なのだ。
「俺の部屋に今すぐ来い」大雪に備えホテル泊したメガバンク行員が、支店長の部屋で見た「まさかの光景」
「大きなお世話よ、早く手続きして!」戦場の恋人に450万円送金…メガバンクでキレた40代女性の悲惨な末路
目黒冬弥
昨年秋に40代の女性が来店した。すぐに海外の友人にお金を送りたいとのこと。だが、私が勤務する銀行では、海外送金の手続きは事前予約が必要だ。テレビ電話の設備がある窓口で、本部の外為専門部署とリモートで繋ぎ、手続きを進めるためである。だが、こうした仕組みは、誰もが知っているわけではない。大きな銀行だからいつでもどこでも手続きができると思われても、無理はないだろう。
「大きなお世話よ、早く手続きして!」戦場の恋人に450万円送金…メガバンクでキレた40代女性の悲惨な末路
「暇じゃねーんだよ!」亡父が契約した「メガバンク貸金庫」を開ける手続きに怒るパンチパーマの息子、1カ月後にようやく開扉し「まさかの宝」に号泣…
目黒冬弥
預金担当課長が、異動で新たな支店に赴任する際、貸金庫に関する引き継ぎは極めて重要となる。自分の在任期間中に内容物を紛失したなどあってはならないため、念入りに「内容物目録」を確認する。貸金庫の保管物を銀行が知ることは、通常できない。だが、特別なケースにのみ、貸金庫の内容物目録という書類が作成されるのだ。これについては、後半で詳しく説明しようと思う。
「暇じゃねーんだよ!」亡父が契約した「メガバンク貸金庫」を開ける手続きに怒るパンチパーマの息子、1カ月後にようやく開扉し「まさかの宝」に号泣…
「どこまでズレてんだ、うちの銀行…」年末のカレンダー配りを廃止したメガバンクが始めた「まさかの新サービス」
目黒冬弥
年の瀬が近づくと、銀行は来店客が増える。3月の年度末と12月の年末は世の中的にお金が動く季節ゆえ、銀行の窓口も法人個人を問わず、来店客で混み合う。この時期の風物詩でもある、年末にかけて配布するカレンダーの準備が始まると、いよいよだなと感じるものだ。
「どこまでズレてんだ、うちの銀行…」年末のカレンダー配りを廃止したメガバンクが始めた「まさかの新サービス」
「能無し野郎だな!」カスハラ客に暴言を吐かれた「メガバンク支店の庶務行員」の驚きの前職、業績危機を救った行為に感動…
目黒冬弥
銀行には「庶務行員」という職種がある。ロビーやATMコーナーで来店客の列を整理したり、郵便局や官公庁に使い走りに行ったり、いわば何でも屋である。支店を訪れ、ATMコーナーに立っている初老の男性がいたら、その人だと思って間違いない。
「能無し野郎だな!」カスハラ客に暴言を吐かれた「メガバンク支店の庶務行員」の驚きの前職、業績危機を救った行為に感動…
「お前の銀行にいくら預けてると思ってるんだ!」と凄むカスハラ客に、メガバンク行員が思わず言ってやりたい「ひと言」
目黒冬弥
「お客様は神様ですぅー!」子供の頃に聴いた、三波春夫さんが曲の合間に叫ぶ例のセリフである。三波春夫さんにとって、レコードを買ってくれた人、コンサートに来てくれた人は、自分にとって正に神様だろうが、カスハラまがいのクレーマーたちは、このセリフを伝家の宝刀のように悪用する。
「お前の銀行にいくら預けてると思ってるんだ!」と凄むカスハラ客に、メガバンク行員が思わず言ってやりたい「ひと言」
「やれるか」には「やります」だろ?メガバンク行員が語る、銀行に「ドラマの悪役並み」の支店長がはびこる納得の理由
目黒冬弥
私が支店長になったら…。ごくたまに、そんなことを考える。世の中には良い人と悪い人がいるように、銀行にも良い支店長、悪い支店長がいる。これまで私は、四半世紀あまりの銀行員生活において20人近くの支店長に仕えてきた。良い人、悪い人と二分すれば10人は良い人のはずなのに、机上の計算通りにはいかない。これが銀行の人事というものだ。
「やれるか」には「やります」だろ?メガバンク行員が語る、銀行に「ドラマの悪役並み」の支店長がはびこる納得の理由
「オリンピック見られなかったら、訴えるわよ!」銀行で代金振り込めず激怒の女性→当選したチケットが実は…
目黒冬弥
スマホで話しながらATMを操作している高齢者は、銀行の教科書通り「振り込み詐欺に引っかかっている」典型的な事例であることを思い出した。ただし、先般行われた制度変更により、それらは杞憂に終わる。私の銀行では、75歳以上の高齢者の口座にひもづいているキャッシュカードについて、一日の利用限度額を一律20万円に制限しているため、この振り込みができなかったのだ。
「オリンピック見られなかったら、訴えるわよ!」銀行で代金振り込めず激怒の女性→当選したチケットが実は…
「早く出せよ!」「覚えてらっしゃい!」新紙幣発行でメガバンクに殺到した高齢者たち、その「あきれた要求」とは?
目黒冬弥
「分かっとるんだぞ!お前さんたちがウソをついているって。そんな見え透いた口車に誰が乗るかいってんだ!早く出せよ、ほら!」窓口カウンターで、男性の声が響く。トラブルのようだ。セリフは銀行強盗がよく言うそれに近い。ただならぬ予感がした。
「早く出せよ!」「覚えてらっしゃい!」新紙幣発行でメガバンクに殺到した高齢者たち、その「あきれた要求」とは?
「銀行にWi-Fi?あるワケない」メガバンク行員が支店で「赤いキノコ」を大捜索→そして知った残念過ぎる現実とは
目黒冬弥
「課長、ドコモの関連会社から電話が入ってます。出ますか?」「ドコモ?なんだろう?つないで下さい」総務担当の峯岸さんが、内線経由で電話を取り次いだ。
「銀行にWi-Fi?あるワケない」メガバンク行員が支店で「赤いキノコ」を大捜索→そして知った残念過ぎる現実とは
「うわ!地獄の一丁目じゃないですか」メガバンク行員が“都市博”ノルマ協力で借金→都知事選後に発覚した悲しい末路
目黒冬弥
「目黒?なあ、頼むってぇ。なあ…」迫田先輩は年次で2年先輩。学生時代はヨット部に所属し、学生日本代表として日の丸を背負い世界を股にかけて転戦し活躍していた…と自分で言ってるが、本当のところは分からない。今から約30年前の当時、このような人物はいくらでもいた。バブル末期で体育会出身の都市銀行行員が話す昔話は、話半分に聞いておいたほうがいい。
「うわ!地獄の一丁目じゃないですか」メガバンク行員が“都市博”ノルマ協力で借金→都知事選後に発覚した悲しい末路
「札束を数えてるフリしよう」メガバンクの新人研修でズルい方法を考えた行員の「驚きの30年後」
目黒冬弥
銀行員が得意とする数少ない技能に、加算機と札勘定がある。昔は、どの支店に配属されようとも習得すべき技能だった。しかし、最も脂が乗り、馬車馬のように働いてもらいたい30代から40代の行員は、慢性的な人手不足により他業態からのキャリア採用で穴埋めしているため、札勘定をできない者も多い。もはやメガバンク銀行員にとっては、必ずしも必須とは言えないスキルになりつつある。
「札束を数えてるフリしよう」メガバンクの新人研修でズルい方法を考えた行員の「驚きの30年後」
「ちょい、相談があるじゃんね」優良企業会長がメガバンク行員に渡した紙袋の中身に驚愕!本部を巻き込む大騒動の「衝撃の顛末」とは
目黒冬弥
今からおよそ20年前のこと。私は豊橋駅前支店の取引先課に在籍し、主に中小企業の営業を担当していた。求められる実績は、企業向けの融資残高を増やすこと。もちろん、資産運用やデリバティブなどによる手数料収益もあるが、オフィスの壁に張り出される「営業担当者成績グラフ」で多くを占めるのは融資残高だった。
「ちょい、相談があるじゃんね」優良企業会長がメガバンク行員に渡した紙袋の中身に驚愕!本部を巻き込む大騒動の「衝撃の顛末」とは
「じしんでこわれたおうちを…」園児から能登半島地震の義援金→銀行の担当者が「マズイよなあ」とこぼした理由
目黒冬弥
今年の元日に能登地方で発生した地震の発生から約1カ月が経過した。そこで生活をしている方々の苦労は、テレビのニュースを見ても想像を絶するところだ。被災地にはさまざまな支援の手が寄せられている。
「じしんでこわれたおうちを…」園児から能登半島地震の義援金→銀行の担当者が「マズイよなあ」とこぼした理由
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