日給は8000円から1万円
週末中心で月収約5万円
鈴木さんが経営する飲食店の月商は、コロナ禍以前は80万~100万円あったが、以後は50万円ほどまで落ち込んだ。
客足がなかなか戻らず、生活費を稼ぐためにスキマ時間を使える仕事を探し始めた。
数ある仕事からライドシェアを選んだ理由について、鈴木さんは「車の運転が好きだったことと、報道で知ったことがきっかけだった。ウーバーイーツのような完全出来高制ではなく、稼働した報酬に加えて固定で時給をもらえるという安心感があった」と話す。
鈴木さんは日曜日の朝10~14時、金曜日と土曜日の深夜を中心に週1~2回、1日4時間の勤務でライドシェアドライバーとして働いている。
1日の稼ぎは8000円から1万円程度で「月収5万円ほどになる」(鈴木さん)。ライドシェアの収入が、生活を支える大事な柱となっているようだ。
サービス開始から半年が経過し、ライドシェア利用者の頻度は徐々に減少傾向にある。
鈴木さんは「1日の乗車件数は平均4~5件程度。短距離だけなら8件くらい。私の場合、食材の仕込みなどがあるため、仕事を早めに切り上げることもあり、なるべく効率よく数をこなさないといけない」と現状を説明する。