ドライバーの自家用車を使うか、タクシー会社の営業車を貸し出すかは、タクシー会社によって方針が異なる。
日本自動車交通の場合、車両をドライバーに貸し出し、会社がガソリン代やメンテナンス代などを負担している。
一方、自家用車ドライバーが自身の車両を使用する場合、ガソリン代やメンテナンス代などは自己負担となるが、事前に手当を設定し、勤務ごとに手当を時給に加算するケースが多い。
ライドシェアドライバーは、時間に自由の利く個人事業主に加え、他の仕事を掛け持ちしている人が多い。
たとえば、町工場の経営者やフリーランスのエンジニアとして働く人のほか、昼間は配達、夜はドライバーとして人、転職活動中の人などさまざまだ。仕事柄、男性が多いが、女性ドライバーもいる。
ドライバー仲間の中には「目いっぱい稼働して月20万円以上稼ぎ出す人もいる」(鈴木さん)という。
社会保険に加入しない条件で働くため、一般のアルバイトに近い。確定申告の際は給与所得として報告し、鈴木さんとしては「月5万円程度であれば非課税で生活費の足しとして便利」だという。