自信にはさまざまな種類があることを受け入れましょう。長年、肩肘を張って部屋で一番大きな声を出すスタイルが、リーダーシップの指標とされてきました。でも、自信がある演技をする必要などありません。これまで長きにわたって過小評価されてきたさまざまなタイプの自信、とりわけ女性らしい強みを認識することが大切なのです。
いいことを教えましょう。
「自信は単数形ではなく複数形!」
リサ・サン著、鹿田昌美訳
これは私が創作した定義ではありません。オックスフォード英語辞典の「Confidencee(自信)」の定義は「自身の能力や資質を正しく評価することからわきあがる自分を信じる感覚」です。「パフォーマンス的に威張ること」とは書かれていません。オンラインで「Confidence」や「Graviras」を検索すると、このテーマの書籍が何百冊もヒットしますが、ほとんどが、昔ながらの狭義のリーダーシップの理想の概念を語ったものです。
私はそれを変えたいのです。時代遅れの考え方を、「自信」の定義を、もっとインクルーシブに変えたい。私たちが日々、あらゆるシチュエーションで使えるものに。自信についての本の多くに欠けているのは、そこなのです。
個人の特性を基礎として認識することをせず、私たちを無理やり一定の型にはめようとします。声を上げなさい、社交的になりなさい、注目されなさい、目立つパフォーマンスをしなさい、と。