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日比谷、北野、札幌南、仙台第二、浦和、岡崎、小石川…、「東京一科+旧帝大+早慶」への現役実進学率が高い最強の公立高校はどこか。首都圏では中学受験ブームが継続しているが、難関大学進学を意識する場合でも、全国的には高校受験ルートが王道になる。そこで特集『わが子が伸びる中高一貫校&塾 2026年入試直前版』の#25では、他のメディアで多用される延べ合格者数ではなく、本当の進学力が分かる「重複なし&現役で進学」した生徒の割合を示す「全国・公立高校【東京一科+旧帝大+早慶】現役実進学率ランキング267」を作成した。各大学への現役実進学者数など詳細データも付けたので学校選びの参考にしてほしい。(ダイヤモンド編集部 篭島裕亮)
日比谷、北野、浦和、札幌南…
進学実績が最強の公立進学校は?
日比谷、北野、横浜翠嵐、浦和、札幌南、仙台第二、金沢泉丘――。名門公立高校は全国にあるが、「進学実績が最強」の公立高校はどこか。
都市部では中学受験ブームが継続しているものの、それでも首都圏全体の中学受験率は20%程度だ。難関大学進学を意識する場合でも、全国的には高校受験ルートが王道である。
そこで今回は大学通信の協力を得て、2025年度のデータに基づき、重複なし&現役で進学した生徒の割合を示す「全国・公立高校【東京一科+旧帝大+早慶】現役実進学率ランキング267」を作成した。ランキングには45都道府県から267校が登場する。
対象とする大学は最難関大学群の「東京一科(東京大学、京都大学、一橋大学、東京科学大学)」と「その他の旧帝国大学(北海道大学、東北大学、名古屋大学、大阪大学、九州大学)」「早慶(早稲田大学、慶應義塾大学)」の全11大学。言い換えると「早慶・旧帝大以上」への現役実進学率である。ランキングには「東京一科」や「東京一科+旧帝大」への現役実進学率や、11大学への現役進学者数も付けた。
多くのメディアで公表される大学合格実績は「延べ合格者数」が使われるのが一般的だ。「延べ合格者数」の場合、既卒生も含まれ、1人の受験生が複数大学や、同じ大学の複数学部に合格すると重複カウントする。
また、合格者数のランキングでは卒業生が多い学校が有利になる。その意味で今回紹介する重複なし&現役で進学した生徒の割合を示す現役実進学率は、より学校の進学力を反映しているといえるだろう。
「どうしてこの11大学?」という疑問はあるかもしれない。東京一科だけでなく、その他の旧帝大を加えたのは首都圏や関西圏以外の高校が不利にならないためだ。一方、それだけでは北海道や九州の高校が有利になるため、バランスを取る意味で私立大学の2強である早稲田大学と慶應義塾大学を追加している。
「延べ合格者数の場合、東大と早慶に両方合格するケースや、早慶の場合は1人で複数の学部や方式に合格するケースなどがあるため、正確な実力を測りにくいのは事実だ。だが、現役実進学率であれば、東京一科+旧帝大+早慶でランキングを作成することに違和感はない」(大学通信の情報調査課長の雫純平氏)
前置きが長くなったが、「東京一科+旧帝大+早慶」に多くの生徒が現役で進学する公立高校はどこなのか。詳細は次ページで紹介するが、26位までは「東京一科+旧帝大+早慶」に30%以上が現役で進学している。
「ランキング上位には各地域の名門校が並んでいるが、この10年で躍進した学校がエリア首位に躍り出る事例も複数あった。近年増加している公立中高一貫校の躍進や、東大の進学者数と『東京一科』『東京一科+旧帝大』では順位が逆転しているケースにも注目したい」(雫氏)
雫氏が指摘するように、ランキングには名門校がそろう一方、親世代とは序列が変化しているケースも少なくない。45都道府県の公立名門267校もの現役実進学率の詳細を明らかにしたランキングは珍しいので、わが子に公立高校や公立中高一貫校に進学してほしいという家庭はもちろん、中学受験をさせるか悩んでいる家庭もぜひチェックしてほしい。








