5 その光が自分から発散されている様子をイメージする。

6 その光が感謝であり、それが自分の心身を満たすにつれて、喜びを周囲に拡散している様子をイメージする。

7 自分が生きる喜びにひたっている様子をイメージする。

 毎日、この練習をするうちに、感謝の習慣が徐々に定着し、日常のさまざまなことに感謝することが自然にできるようになる。

不平不満が溜まっていたら
感謝の日記を書くべし

(2)10分間の感謝の日記

 ふだん受けている恩恵に思いをめぐらせ、感謝の心がどのように人生を有意義にしてくれているかを10分間で日記に書こう。

 もし人生のネガティブな側面にたびたび不平不満を言っていることに気づいたら、感謝の心がどのように自分を冷静で快活で楽観的にしてくれるかを書いてみよう。

 その記録をたえず振り返れば、常に感謝の心を持つことの重要性がわかるはずだ。

(3)幸せな瞬間を思い出す

 毎日、これまでに経験した幸せな瞬間を少なくともひとつ思い出そう。たとえば、初めて自転車に乗ったとき、家族で海に行ったとき、ピクニックで友達と一夜を過ごしたとき、愛するパートナーと初めてキスしたとき、などなど。

 幸せな瞬間を思い出すと、人生の喜びが増え、感謝すべきことがたくさんあることに気づくはずだ。幸せな瞬間をどんどん記録し、それを頻繁に振り返ろう。

(4)人生の奇跡について書く

 ありえないと思っていた幸運な出来事が起こることが人生には何度かある。たとえば、あきらめていた勝利、昇進、受賞がそうだ。

 これらのことは人生の奇跡であり、あなたはそれに感謝すべきである。そういう経験を振り返り、そのおかげで人生が好転したことを日記に書こう。

「感謝すべき奇跡なんて自分の人生にはひとつもない」と反論するかもしれない。しかし、ポジティブな視点に立って考えれば、奇跡と言ってもいいくらい素晴らしいことはいくらでも見つかる。

 いったんこの練習をすると、すぐに気に入って実行したくなるだろう。親切心は感謝の心の重要な一部であり、この練習で大きな役割を果たす。

持っているものをすべて数えれば、自分がどんなに恵まれているかがすぐにわかる。

ロバート・クイレン(アメリカのジャーナリスト)
1日10分でOK!「幸せ」を見つけやすくする“神習慣”が人生を豊かにする『GRATITUDE(グラティチュード)毎日を好転させる感謝の習慣』(スコット・アラン(著),弓場隆(翻訳)、ディスカヴァー・トゥエンティワン)