石破政権が「本人が辞めない限り続く」核心的な理由とは。特集『池上彰×佐藤優 日米新政権“ウラ読み”』第5回は、石破政権の今後の行方に二人が迫る。石破首相が苦境の中で抱く“ある心境”とは。また無派閥の首相を熱烈に支えるある団体とは。

石破内閣が参院選まで続く理由

 衆院選挙の結果を受け、苦境に追い込まれた石破新政権。だが佐藤優さんは「政権は本人が辞めない限り続く」と予想する。その根拠となりうる首相が抱く心境とは。また立憲民主党や国民民主党を含めた今後の政局を二人が大胆に占う。

池上彰(ジャーナリスト)
1950年長野県松本市生まれ。慶應義塾大学卒業後、1973年にNHK入局。1994年から11年にわたり「週刊こどもニュース」のお父さん役として活躍。2005年よりフリーに。今さら聞けないニュースの本質をズバリ解説。テレビでも大活躍中。著書は、『歴史で読み解く!世界情勢のきほん』(ポプラ新書)、『知らないと恥をかく世界の大問題14 大衝突の時代…加速する分断(角川新書)、『池上彰の世界の見方 北欧 ~幸せな国々に迫るロシアの影~』(小学館)、『池上彰が大切にしている タテの想像力とヨコの想像力』(講談社+α新書)など多数。
佐藤優(作家、元外務省主任分析官)
1960年東京都生まれ。作家、元外務省主任分析官。85年、同志社大学大学院神学研究科修了。外務省に入省し、在ロシア連邦日本国大使館に勤務。その後、本省国際情報局分析第一課で、主任分析官として対ロシア外交の最前線で活躍。2002年、背任と偽計業務妨害容疑で逮捕、起訴され、09年6月有罪確定。現在は執筆や講演、寄稿などを通して積極的な言論活動を展開している。