自己開示をして自分を素直に見せる、1つのことに粘り強く取り組む、たくさんの人と会い交流を深める、信頼できる友人に紹介を依頼する、権威ある人に推薦してもらう、メディアに出て自分を知ってもらうなど、たくさんのことができると思います。
会社にいると当たり前に与えられる信用が、起業家には一切ありません。起業家としての思考は、この事実に気づくことから始まります。
未開の道が「つらい」なら
起業はやめたほうがいい
「起業はしたいけど、失敗してしまうのが怖い」
「憧れはあるけど、自分には無理だと思ってる」
このように考える人は少なくありません。「失敗が怖い」「自分には無理だ」と考えてしまう人にアドバイスしたいことが1つ。そもそも起業は、「舗装された道路の上を頑張って走る、統一ルールのある競技」ではありません。「自ら道を切り拓き、道なき道を這いつくばりながら進み、時には崖をよじ登る冒険」です。
そこには、一見ルールがあるようで「ない」。進むも戻るも自分次第。そんな夢への道が広がっています。もちろん、その道は舗装されていない「オフロード」(未開の道)です。そのような道を行くことが「つらい」と感じるのであれば、おそらく起業には向いていません。ハッキリ言ってやめたほうがいいでしょう。
オフロードの道といっても、いろんな道があります。険しい道もあれば、舗装はされていないけれども「なぜか自分にとっては進みやすい」道もあります。繰り返しになりますが、起業において「適性」は極めて大切なことです。
自分に合った道を見つけ進むことで、その能力が120%開花し、他を圧倒する力を発揮できるのです。
私はこれまで25年以上、延べ6万人以上の起業を志す会社員の方々と話をしてきました。その経験から思うのは、自分の仕事に対する適性が分かっていないからこそ、「失敗が怖い」とか「自分には無理かもしれない」と考えてしまうのではないかということです。
適性が分かっていれば、その道を進むことは苦ではありません。それどころか、ほかのことよりも楽に感じられ、仕事人生の「最終日」まで続けられる天職にもなり得るのです。
あなたが進む道は、どのような道になるのでしょうか?