知ることって、実は「おもろい」
私自身、高校2年生までずっっっっっっっと勉強が嫌いでした。一瞬たりとも、「おもしろい」と思ったことはなかったです。
なんでそんなに嫌いだったのかって、よく考えると「自分と関わりのないことを、意味もなく覚えさせられる」ように感じていたからだと思うんですよね。先生から「これはテストに出るから覚えなさい」って言われても、「だから何?」って。自分の生活と結びつかない知識を、ただ詰め込むだけで全然ワクワクしませんでした。
死んだ侍たちがどこで戦って、どっちが勝ったかなんて、心底興味もなければ、私には全く価値のない情報だと思っていました。だから、覚えるだけ無駄と信じていたんです。数学だって国語だって、意味なさそうにしか思えなかった(学校の先生ごめんなさい)。でも先生は言うんです。「テストで悪い点数でもいいのか?」って。いいよ別に、大学いかねえし、と開き直って、余計に勉強しなくなる私でした。
もう一回言います。意義や目的がよくわからないものは、私たちそんなに頑張れません。逆に、ちょっとでも「これ、自分の生活に関係ありそうだな」とか「この知識、あの場面で使えるかも!」って思えた瞬間って、急にやる気が湧いてきたりしませんか?
だからまず、勉強、というか「なにかを知ること・学ぶこと」を、「おもろい!」と子どもに気づいてほしければ、「テストのために暗記すること」が勉強である、という誤解を解くことから始めるべきだと思うんです。