関係性を探しに、街へ出よう
これを、「知識の再構築」といいます。単に知識を覚えるだけじゃなく、いま自分が持っている経験や情報とつなぎ合わせて、新しい気づきを得るプロセスです。
たとえば、社会科の歴史の知識を「実は今のニュースとこんなところでつながってるんだ!」と発見するとか、数学の概念を「お買い物や将来の計画にこう使えるのか!」と実感するとか。学んだことを自分の生活や興味と“再接続”してみると、急に価値が出てきて、ぐっと面白くなるんです。
勉強キライ!なお子様には、「いま学校で何を学んでいるか教えて?」と聞いてみて、それが自分たちの生活のどこにつながっているのか、どう関係しているのかを親子で一緒に探してみるのがオススメです。お子さんが学校で習ったばかりの漢字を、お散歩しながら道で探してみるのはどうでしょう? 本屋さんのどの棚に、その漢字があるでしょうか?
算数の知識を使って、一緒にお買い物に行ってみるのもいいですよね。お子さんに500円を渡して、駄菓子屋さんで何を何個買えて、いくらおつりが返ってくるのかを体験させてみるとか。
こういう学びならばきっと好きなはずだし、こういう入り口なら、地獄感あふれた響きの「勉強」ですら、きっと面白く捉えられるようになると思います。ぜひ、「理解と体験」を意識して、ご家庭で勉強改革をやってみてください!
(ビリギャル本人 小林さやか)