「やりたいことがありすぎて、すべてをやり切れていない」という人もいれば、「やりたいことは後回しで、やらなきゃいけないことに時間を使っている」「時間はあるのに、ダラダラと過ごしている」「やりたいことはできているけど、もっとその時間を増やしたい」「家族のために使っている時間が、思っている以上に多いことに気づいた」という人もいるでしょう。それぞれに感じることがあったと思います。

限られた24時間を生かすには
“やらなきゃ”を減らせばいい

 また、色を塗らなかった時間は、今後「やりたいこと」に使える時間でもあります。ダラダラしてしまう時間が増えるのは、緊急なことや重要なことをこなした反動がきている場合もあります。

 私たちは、やりたいことをやり切る時間も足りないほど、たくさんのやることを抱えています。しかし、どんなに願ったところで1日は48時間にはならず、1日は24時間のままです。

 ただし、この24時間は誰にも平等に与えられている財産です。この限られた24時間をどのように使うかで人生は変わってきます。

 実際に、1日が48時間になったところで、その48時間をどのように使うか、時間の具体的な使い道を答えられますか?

 多くの人は、答えに戸惑い、仮に48時間になったとしても、同じように「48時間では時間が足りない。1日72時間あればいいのに」と現実逃避をするでしょう。

 実際は時間がないのではなく、時間はあるのにもったいない時間の使い方をしているだけなのです。必要のない「やらなきゃ」は手放して、「やりたいことをやる」時間を生み出していきましょう。

「いつも時間に追われている人」と「時間に余裕がある人」の時間管理の決定的な違いとは?同書より転載 拡大画像表示