米カリフォルニア大学で働くウェンディ・アーバイトさん(47)は最近、上司との会話の中で、少し変わった休暇の宣言をした。「北朝鮮に行きます!」アーバイトさんは数週間後、「南山ホテル」のレストランにいた。片隅にはバドワイザーの冷蔵ショーケースが置かれていた。彼女は小さな北朝鮮国旗を両手に持ち、お祝いのケーキの前でポーズをとった。ケーキには朝鮮語で「おめでとう」「195カ国」と書かれていた。米国とドイツの二重国籍を持つアーバイトさんは、世界のあらゆる国を訪れていた――1カ国を除いては。北朝鮮は2020年1月以降、新型コロナウイルス対策の一環として西側諸国からの観光客を受け入れていなかったが、最近再開したことで、アーバイトさんは最後の目的地を訪れることができた。