● 子どもにイライラすることで何が得られるかな?→自分の思い通りに子どもを動かせる(行動の意図)
● 子どもを思い通りに動かせると、さらに何が得られるかな?→子どもに振り回されずに時間通りのスケジュールをこなせる(行動の意図)
● 子どもに振り回されずに時間通りのスケジュールがこなせると、さらに何が得られるかな?→自分の時間にゆとりを持って過ごせる(少し深い行動の意図)
● 自分の時間にゆとりを持って過ごせるとさらに何が得られるかな?→穏やかでいられる、リラックスできる(行動の意図からより深くなりだす意図)
● 穏やかでいられる、リラックスすることでさらに何が手に入るかな?→平和 (より深い意図)
● 平和になるとどんな気持ちになるのかな?→幸せ(より深い意図)

 このようにして『肯定的意図』を出していくと、子どもが朝起きずにイライラしてしまっていたのは、子どもに振り回されて自分の時間にゆとりを持てなかったからだと気づくことができます。

 さらに、毎日を穏やかに平和に幸せに過ごしたかったんだなと、「本当はこうなりたかった」という心の根っこの想いに気づくことができるでしょう。

「自分の時間にゆとりを持って過ごせる」や「穏やかでいられる、リラックスできる」というあなたの行動の意図に気づくことができたら、それらを得るために、イライラするのではなく、もっと別の方法はないかな? と代替案を考えます。

 たとえば、毎日朝10分早く起きて丁寧にお化粧をするなど、自分のためだけに使える時間を作ったり。大好きな飲み物をゆっくり飲む時間を作るなど、自分がゆとりを持って行動できているなと感じられるような行動をしたり。より深い意図である「平和だな」「幸せだな」と感じられる日々を心がけていくことで、子どもが朝起きずにイライラしてしまうという悪習慣を少しずつ改善することができます。