五大シャトー(※ボルドーの格付け第一級ワイン)は確かに名門です。しかし、ひとくくりに「五大シャトーなら間違いない」と断言するのは、ワインを価格やブランドだけで評価している印象を与えてしまいます。

 ワインの魅力は、産地や造り手、ヴィンテージによって大きく異なるもの。 五大シャトーにもそれぞれの個性があり、必ずしも全てのシャトーのワインがその日の料理やシチュエーションに合うとは限りません。場合によっては、ワインの個性が料理の味を引き立てるどころか、勝ってしまうこともあります。

「高級だから美味しい」「有名だから間違いない」という考えだと、真のワイン好きを目の前にしたら、すぐに知識のひけらかしだと見破られてしまいますよ。

スマートな言い換え例:「五大シャトーの中でも、このワインなら今日の料理にぴったりですね!」
→ ブランドではなく、ワインの個性に注目していることを伝えましょう。例えばオー・ブリオンはメルロー種の比率が高く、他のシャトーのワインに比べてまろやかで芳醇な味わいがします。スモーキーでスパイシーなニュアンスが、ラム肉の香ばしさや、ほのかなクセと完璧に調和します。

 もし、初めて出合うワインなら、「このワインは、どんなブレンドですか?」と尋ねると会話も広がります。

結論:「ワインの魅力は、ブランドではない。その個性と料理の調和にある」

ワイン好きパパ友のホームパーティー
「知ったかぶり」がバレるNG発言とは?

【知人・家族宅でホームパーティー編】
 ワイン好きなパパ友のホームパーティーに誘われたあなた。好きなお酒を持ち寄ることになり、ワインショップで購入したボトルを持参しました。

NG発言:「高いワインではないので、お口に合うかわかりませんが…」

 この発言、いったいどこがNGなのでしょう?そして、あなたならどう言い換えますか?