「食べてないのになぜか太る…」グチる人が無意識に摂取していた「超大量カロリーの真犯人」とは
このように、いくら健康にいい、ダイエットにいいといわれている食べ物も、食べ過ぎては元も子もないのです。特に、AさんやBさんが取り入れたナッツやチーズは、健康に役立つ成分が多く含まれていますが、脂質も多く含まれています。
他に、果物にもご注意。果物には果糖が多く含まれているので、食べ過ぎると中性脂肪を上げる原因となります。果物の適量は、健康な方なら1日200g程度が目安といわれています。
「トクホを飲んでるから安心」は大間違い
食べ過ぎは“無し”にはならない
最近では、「体脂肪を減らす」「脂肪の吸収を抑える」などとうたった「トクホマーク」が付いた商品も多く見かけますが、このトクホマークのお茶を飲み、体重が増えてしまった方もいます。
Cさんは、フライやハンバーグ、ラーメンなど、脂質を多く含んでいる料理が大好きです。こういった料理はできる限り控えるようにお伝えし、食事改善を進めていました。
しかしある日、「脂肪の吸収を抑える」トクホマークのお茶のことを知ります。「これはいい」とペットボトルを買い込み、毎食後にそのお茶を飲むようにしました。「トクホのお茶を飲んでいるから大丈夫」と安心して、つい大好きなフライや肉料理に手が出てしまい、いつもよりも食べ過ぎていたというのが、体重増加の原因でした。
お茶が食べたものを帳消しにしてくれるわけではありません。あくまで補助として活用し、食事管理はしっかりと行いましょう。
最後に、「食べていないのに痩せない」と言う人の習慣として、「ながら食い」もよくあります。Dさんは、いつも食事の際にはスマホの動画に集中しているため、何をどれだけ食べたか忘れていることがしばしば。仕事や家事をしながら「ちょっとだけ」食べたお菓子などを、食べたものとしてカウントしておらず、これが結構な量になっていました。
改めて1日の食事を書き出してみると「こんなに食べていたのか」と愕然。自分では食べた意識がなくても、トータルでカロリーオーバーが続いていました。食事中は食べることに集中し、自宅ではできるだけ時間や場所も決めて食べることが大切です。
いかがでしたか?体重が減らない理由は必ずあります。もしあなたも同じように「食べていないのに太る」と思っているなら、何をどのくらい食べているのか、一度振り返ってみてください。口にするものを毎回写真に撮り、チェックする習慣をつけるのもいいですね。