自分の付加価値は、就職や転職活動中なら頻繁に考えるかもしれませんが、そうでなければ日常の中では考える機会はそんなにないかもしれません。
会社に勤めていれば、周りはあなたの仕事ぶりがわかっているでしょうし、そこまで自分の付加価値を意識しなくても仕事は回っていくでしょう。
ただ、一歩外に出ると自分の付加価値は強力な武器になります。
たとえば、営業パーソンの場合。
営業先では、商品やサービスの魅力だけで戦っているわけではありません。営業する人自身が持っている付加価値も、相手の判断基準のひとつです。
だから、自分の付加価値を言語化できるようにしておくことは、成果につながる行為です。
でも、自分の強みを自分で見つけるのは、実はかなり難しい。
なぜなら、強みとは比較によって生まれるものだからです。
たとえばテストがあって、英語の点数が人よりいいから自分は英語が得意、というのならばわかります。
比較が数値化されているからです。これが偏差値の考え方です。
自分の付加価値を知るために
必要なのは「他者視点」
一方で、たとえば自分は粘りがある諦めない人間だというのが強みだと思ったとしても、「粘り偏差値」は存在していないし、他人がどれだけ粘り強いのかはなかなかわかりません。
つまり、自分ではそれが強みだと思っていても、もしかしたらただの思い込みかもしれないのです。
もうひとつ、自分で自分の強みがわかりにくい構造があります。
それは、他者と比較して強みになっているようなことでも、自分にとっては普通のことすぎて、強みだと気づかない場合があるのです。
たとえばおいしい料理がつくれる人は、そのおいしい料理が普通なので、自分がどのくらい料理上手かはわからないかもしれません。家族の料理をいつもつくっている人は、かなりの腕前であってもその価値に気づかない人もいます。
そこで必要なのは、他者視点です。
他者視点を得たいならば「人に聞いてみる」のが簡単な方法です。自分ではわからないことは聞いてみることです。