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会議で急に指名されると、恥をかきたくないからついモジモジしてしたり、前置きが長くなってしまうのはよくあること。では、仕事ができる人は、突然の事態にどう対応しているのか?まわりからかしこいと思われる話術を探る。※本稿は、五百田達成『本当に頭がいい人の話し方 会話IQ』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)の一部を抜粋・編集したものです。
話がまとまってなくても
堂々と話すことが大事
×「あ、いえ、まだまとまってなくて、すみません、はい……」(何!?)
×「あ!……いや、単なる思いつきです、話進めてください……」(気になる!)
×「突然の指名に困っていて、こういう場は緊張しちゃうんですが……」(早く!)
なんだかんだと言い訳をして、なかなか話を始めない人がいます。
背景には、「話がまとまってない」「否定されるだけ」と自信がない気持ちもあれば、「もっと整理してから話して一目置かれたい」と完璧主義な側面もあるでしょう。
自信がない、準備が足りない、本気出してないだけ、今日は調子が悪い……。そういうことを事前に言い訳して、相手の期待値を下げる行為を「セルフハンディキャッピング」と言いますが、これをやり過ぎているケースです。
相手としては、「言い訳はいいよ」「わかったから早く話して」とイライラし、「何を言いたいのかわからない」「もっと積極的に話してほしい」と不満も募ります。
キャッチボールを始めたのに、モジモジとフォームにこだわって一向に投げないのですから、相手がイライラするのは当然です。







