トランプ米政権は家族計画への連邦補助金について、特定団体に割り当てた数千万ドル分を凍結する方向で動いている。凍結する間、DEI(多様性・公平性・包摂性)推進の取り組みに補助金が使われたかどうかを調査する。事情に詳しい複数の関係者が明らかにした。補助金が凍結される団体には、中絶や避妊薬の処方などを行う医療サービスNPO「プランド・ペアレントフッド(家族計画連盟)」の関連組織が含まれており、今年は約1億2000万ドル(約180億円)を受け取る予定だった。補助金の凍結は、早ければ今週中にも発表される可能性がある。凍結されれば、米国における妊娠検査、避妊具の提供、性感染症の治療、および不妊症の診断とカウンセリングを支援するための資金提供が一時停止される。