ドナルド・トランプ米大統領は、ウクライナ戦争の早期終結に向けた自身の取り組みが思うように進んでいないことを認めた。その上で、ロシアが西側諸国からさらなる譲歩を引き出そうと、米国が仲介する停戦交渉を意図的に遅らせているように見受けられると指摘した。トランプ氏のコメントは、ホワイトハウスが25日に黒海での停戦合意を取り付けたと発表した数時間後に出された。ホワイトハウスが合意を発表すると、ロシアは直ちに、停戦条件として西側諸国からの一段の制裁緩和を要求した。トランプ氏は、ロシア政府が合意の履行を先延ばしにしていることを問われると、ロシア政府は「時間稼ぎをしている」可能性があると述べた。不動産交渉における自身の過去の戦術になぞらえた。