ドナルド・トランプ米大統領は27日、エリス・ステファニク下院議員(共和、ニューヨーク州)の国連大使への指名を撤回すると発表した。共和党が議会でステファニク氏の議席を失う余裕がないことを認める異例の展開となる。トランプ氏はトゥルース・ソーシャルへの投稿で、「エリスは議会に残って下院指導部に復帰し、素晴らしい米国民のために引き続き戦う」と説明。「最大の味方の1人として、議会に残って」自身の政策課題の可決を支援するようステファニク氏に求めたとした。ステファニク氏は国連大使に就任する準備のため、共和党下院指導部での役職を辞していた。同氏はトランプ氏に最も近い人物の1人で、議会においては最大の支持者でもあり、27日に発表された国連大使への指名撤回は米政界に衝撃を与えた。同氏の国連大使就任に向けた承認投票と下院議員辞職は保留されていた。
トランプ氏、下院議員の国連大使指名を撤回 議席維持のため
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