ドナルド・トランプ米大統領は27日、ロバート・モラー元特別検察官とのつながりを巡り、弁護士事務所ウィルマーヘイルを標的とする新たな大統領令を発表した。トランプ氏はこれまでも、同氏が政敵とみる個人や関係のある大手弁護士事務所に対し複数回にわたって対応を打ち出している。今回の大統領令では同事務所の政府機密情報取り扱い許可を取り消し、連邦政府の建物への立ち入りを制限するほか、同事務所が代理を務める企業との政府契約についても無効とするよう各機関に指示している。大統領令ではウィルマーヘイルとモラー氏のつながりにも言及。モラー氏は1993年から95年まで、現在の事務所が合併して設立される前のヘイル・アンド・ドー法律事務所に勤務していた。