迷惑系YouTuber「ソマリ」ことイスマエル・ラムジー・カリド迷惑系YouTuber「ジョニー・ソマリ」ことイスマエル・ラムジー・カリド Photo:SANKEI

日本のあちこちで騒ぎを起こしていた米国人の迷惑系YouTuberジョニー・ソマリ。日本で有罪判決を受けたあと、この男は韓国に渡り、再び迷惑行為を繰り返していた。迷惑行為の結果通行人に殴られたり、従軍慰安婦問題の象徴でもある像にキスしたりと奇行を重ねて物議を醸している。韓国の法廷に現れて裁判官と韓国国民を激怒させた彼の背後には、ただの愉快犯を超えた何かがあるのではないか。アジア諸国を標的にする彼の真の目的とは?(韓国在住ライター 田中美蘭)

日本でも問題になった、迷惑系YouTuberジョニー・ソマリ

 先日、韓国で、ある外国人YouTuberの裁判に注目が集まった。今やYouTubeを始めとするSNSの影響力は世界において無視できない存在であり、従来のメディアよりもSNSで拡散する情報が世論を動かすきっかけになると言っても過言ではない。しかし、その半面、一部のクリエイターやインフルエンサーによる過激な言動が波紋を広げる例も多発している。

 今回、韓国で裁判を受けていたのは、日本でも数々の迷惑行為を行って批判を浴びた、あのジョニー・ソマリである。彼の迷惑行為は悪質と認定され、拘束・起訴されたものの、少しは反省したかと思いきや、やはり本質はそう簡単には変わらないようだ。彼の法廷での驚くべき不遜な態度が報じられたのである。

 米国出身のYouTuberであるジョニー・ソマリは、2000年にアリゾナ州でアフリカ系の両親のもとに生まれ、動画配信を始めたのは2023年頃とされている(プロフィールについては諸説あり)。当初の配信は過激なものではなく至って平凡なものだったが、登録者数や評価に伸び悩んでいたことから、過激で不適切な言動の配信へと方向転換したという。

 彼の名を知らしめたのは、何といっても日本滞在中に行った度重なる迷惑行為だろう。警察に拘束され、罰金20万円の有罪判決が下ったものの特に痛い思いをすることなく日本を去った彼は、連行される際に笑顔を見せるなどして、日本国民の心象を著しく害した。