フェラーリ・ドーディチ・チリンドリ・スパイダー
フェラーリ・ドーディチ・チリンドリ・スパイダードーディチ・チリンドリはイタリア語で12気筒を意味し、ブランドの核心を占めるモデル。1946年に新型V12エンジンの開発に成功し、翌47年にエンツォ・フェラーリが設立した“跳ね馬”を象徴する存在である。フェラーリは創業当初V12エンジンのFRレーシングカーとロードカーのみを生産していた。スパイダーの造形は1950~60年代のオープントップGTのオマージュ。シート後方のツインバブルは往年のレーシングマシンを彷彿させる
フェラーリ・ドーディチ・チリンドリ・スパイダーリアビュートップは電動デタッチャブルHT。45km/h以下なら開閉可能。トランスミッションは8速AT。メーターはフルデジタル仕様
フェラーリ・ドーディチ・チリンドリ・スパイダーインパネインパネは運転席側と助手席側がほぼ対称のデュアルコクピット形状。ドイバー正面(15.6インチ)/中央(10.25インチ)/助手席(8.8インチ)に液晶ディスプレイを配置。ハンドリングはシャープ
フェラーリ・ドーディチ・チリンドリ・スパイダーシートキャビンはルーミーで快適。ハイバック形状のシートはヒーター/ベンチレーションに加えネックウォーマーを組み込む。乗り心地はクーペ以上に良好。風の巻き込みは高速域でも適度
フェラーリ・ドーディチ・チリンドリ・スパイダーエンジンV12ユニット(830cv/678Nm)はフロントミッド配置。前後重量配分は47.8対52.2と理想的。バルブ開閉機構には“スライディング・フィンガーフォロワー”と呼ぶF1由来の最新技術を採用。コンロッドは超軽量チタン製。最高許容回転数は9500rpm!