二大人気軸は
コンサルティングと金融
24年のランキングは、前回16位から急浮上したベイカレント・コンサルティングが1位、2位がアクセンチュア、3位が慶應義塾、4位がデロイト トーマツ コンサルティング、5位が三井住友銀行となった。
大手ファームが上位に集中し、コンサルティング業界が圧倒的な存在感を示している。プロジェクトベースの働き方、成長スピードの速さ、年収水準の高さなどが、挑戦志向の学生に響いていると考えられる。
三井住友銀行など、金融業界の強さも健在だ。
なお、慶應義塾大学の就職・進路データによれば、慶應義塾で最も多いのは看護医療学部の69人で、薬学部からも7人が採用されている。このことから、慶應義塾大学病院関連の就職が多いと考えられる。
全体として、コンサルティング、金融を軸にしつつも多様な業界への関心が広がっており、「高成長×安定志向」という二極の価値観が併存していることが読み取れる。
*この記事は、株式会社大学通信の提供データを基に作成しています。
2024年春の大学別の主な就職先。上位5位以内の企業・団体を掲載。就職先名称は原則としてアンケート調査時点の各大学の回答による。大学により、一部の学部・研究科、大学院修了者を含まない場合がある(調査/大学通信)