あるいはカメラやスケッチブックを片手に出掛ける日帰りの旅行とか、郊外の競馬場巡りなども楽しそうです。

「ひとりでもここにいるとホッとする」そう思える場所は、どんなきっかけで見つかるか分かりません。

 今の時代、ポケットにスマホと財布があればどこまででも行けるし、もう誰に気兼ねしなくてもいい身分なのです。実際、ひとり時間を楽しく過ごす方法はいくらでもあります。私が具体的な方法をレクチャーしていくので、ぜひ、参考にしてみてください。

手始めに「ひとり外食」へ
行ってみよう!

 自由にひとりで行動すると、思っている以上にストレスから解放されます。これからは、我慢や嫌なことは一切しない。そして、ひとりでの新しい体験を増やすのです。これが、前頭葉の働きを高め、若さを保つ秘策となります。

 といっても、大上段に構えることはありません。少しだけいつもと違う行動をするだけで充分です。ポイントは「ひとりで新しいことを」という点にあります。

 手始めに気軽にトライできる「食」で実験してみるのはいかがでしょうか。

 たとえば、ランチを家で食べるのをやめ、外食すると決めます。ラーメン(ピザでもチャーハンでも何でもかまいません)好きなら、行ったことのない店に行って、食べ比べてみるのです。行きつけの店なら絶対に美味しいと分かっていますが、あえて、入ったことのない店を選びます。

 ここで、行列のできている店を見つけたら、並んでみてもいいでしょう。並んででも食べたいと思わせる「何か」を突き止めるために、並んでみるのです。ちょっとした冒険精神が前頭葉を活性化してくれます。

 美味しいラーメンに出合えたら大当たり。まずかったら失敗と思うかもしれません。この行動は「どうしよう、やっぱりいつもの店にしようかな」「まずかったらどうしよう」と考えることから抜け出し、チャレンジすることに大きな価値があるのです。

 失敗を含め、新しい体験を楽しむことで前頭葉の働きが高まります。

 特に美味しい料理を食べることは、脳への強い刺激になります。「ミシュランの三ツ星店を予約するぞ」「あの有名店の寿司を食べにいこう」とプランを立てれば気分も上がり、脳の老化予防になるものです。