確かに広く芸能界を見渡しても、高田純次さんと同じようにテキトーで売っている人はいませんよね。その点からもテキトーの難しさはよく分かります。
勝ち負けが基準の
考え方をやめること
私は、若い頃から医療の現場でたくさんの方々と出会ってきました。そこで分かったことは、楽しく充実した暮らしを送り、毎日に幸せを感じている人は、考えかたが違うということです。では、いったい何が違うのか。私が学び、気づかされて、たどり着いた答えを特別にお教えします。
名づけて、「マインド・リセット7か条」です。これからは、以下の考えかたを意識して生活してみてください。心が軽く自由になっていくのが分かると思います。
第1条 勝ち負けで考えない
まずは第1条、勝ち負けで考えないことです。
勝ち負けでものごとを考えていたら、人間は学ぶことができません。加えて、視野が狭いままで人生を歩まざるを得なくなります。勝ち負けに「ばかり」こだわって偏狭な考えに陥ることは避けましょう。
人は、受け入れることによって知恵がつきます。それを負けだと思ってはいけないのです。自分の考えを変えない以上は、それ以前より賢くなることはないのです。
世の中には絶対的な正解などない。試してみないことには分からない。そうとらえることで世界は大きく広がるのです。
第2条 試してみないと答えは出ない
寂しくて仕方がない。元気がなくて外出などできない。ひとりでなんて生きられない。などといって新しいことに挑戦しないのはもったいないことです。自分の基準を勝手につくって、そこから一切出ようとしないのでは、何も始まりません。やる前から「ダメ」「できない」と答えを出すのはすぐにやめてください。
世間体を気にした思考が
ダメな理由
第3条 「かくあるべし」思考は捨てる
たとえば、素敵な赤い服があったとしましょう。あまりにチャーミングなので自分も着てみたいと思ったものの「これを着たら笑われるんじゃないか」と躊躇する人は多いのではないでしょうか。
でも、笑われるかどうかは、着てみないと分からないのです。まずは、着てみればいいのです。ひょっとすると「よく似合っている」「若々しくていいね」と褒められる可能性もあるのです。試してみないと分からないではないですか。
「かくあるべし」という思い込み――これは、あるいはプライドというのかもしれません――は、可能性をどんどん削いでしまいます。