だから、本当にほしいものを手に入れられないし、手に入れる努力すらできなくなってしまうのです。
自分が望んでいることなのに、悔しさのあまり、それを遠ざけるようになってしまうのは、本末転倒です。
しかし、このような感情を抱くことはかなり多そうです。お金持ちを嫌う人が多いことを考えても、いわゆる「あるある」のケースだと思います。
でも逆に言えば、そこに自分の本当に望んでいることが潜んでいるわけです。自分が嫌っていることに目を向けて、冷静に「本当は自分もほしいのでは?」と自問してみてください。
もしその答えがYESなら、それが自分が望んでいること、やりたいことだと言えます。
「自分の本心」を
見つける方法
自分が本当に望んでいるものは、嫉妬や嫌悪感で覆われていて、自ら避けていることがあります。やがて、それを望んでいることすら自分で気づかなくなってしまいます。
では、これを再度見つけるために、何をしなければいけないか?
突然、「あなたが今まで言えなかった欲求は何ですか?」と問いかけられても、ほとんどの人は答えられません。これまで言えなかった欲求(言ってはいけないと思ってきた欲求)なので、いきなりは答えられないのです。

では、どうすればいいのか?
これまで蓋をしてきた自分の本当の欲求を、自分で見つけなければいけません。そのときに、自分の頭の中で考えても、あまり意味はありません。そもそも自分の中には、「そんな欲求に目を向けてはいけない」という感情がありますからね。
それを見つけるためには、他人を見ることです。他人を見ることで、自分が本当にやりたいことに気づいていけます。