プラダの代名詞であるナイロンバッグ。これは革製品の高級ブランドバッグが主流だった時代に、プラダがブランド再起を図って生み出したという。今や世界中で定番となったナイロン素材「ポコノ」の魅力とに迫る。※本稿は、とあるショップのてんちょう『教養としてのハイブランド フツーの白シャツが10万円もする理由』(彩図社)の一部を抜粋・編集したものです。
イタリアを代表するデザイナー
「ミラノの3G」とは

70年代から80年代にかけては、フランス・パリに限らず、それ以外の国の多くのデザイナーたちが注目を集めるようになった時期でもあります。
例えば、イタリアです。
ジョルジオ・アルマーニ Giorgio Armani
ジャンフランコ・フェレ Gianfranco Ferre
ジャンニ・ヴェルサーチ Gianni Versace
「ミラノの3G」と呼ばれるこの3人が一世を風靡したのも、80年代のことでした。
日本人にとってイタリアファッションというのは、アメリカに次いで馴染み深いスタイルかもしれません。
現代を生きる人にとってアメリカのファッションとは、普段着の立ち位置にあります。チェックのフランネルシャツやプリントTシャツ、ジーンズなど。なんならお洒落に抵抗があるという人でも、これらの服なら抵抗なく取り入れられる人は多いでしょう。