「風鈴寺」こと正寿院(綴喜郡宇治田原町)の花風鈴小径で涼む 写真提供:正寿院京都の神社に一斉に登場した「茅の輪」。「夏越の祓(はらえ)」と水無月で、7月からの心身は整いましたか?すでに35℃を超えた日もある猛暑の京都。祇園祭で夏本番ですが、目にも耳にも涼やかな納涼スポットをご案内します。(らくたび、ダイヤモンド・ライフ編集部)
50年に一度の秘仏御開帳中!源氏物語の舞台から山間の「風鈴寺」へ
梅雨入りしてから京の街は、30℃を超える真夏日も多く、ゲリラ豪雨も。それでも、「しつらえ替え」で夏仕様のらくたび京町家では、風を通す簾戸越しに見える苔庭が目にも涼やかです。朝のお掃除で玄関前の路地に打ち水をすると、乾くのが早いこと! アスファルトに覆われた碁盤の目の通りを歩いているうちに生卵も温泉卵になっている? と思うほどゆだるような毎日です。
三方を山に囲まれた盆地の京都では、蒸し暑い夏を過ごすための工夫が多く受け継がれてきました。暑さをしのぐのにおすすめの場所、見た目はもちろん澄んだ音色も涼やかな「風鈴」スポットをまずご紹介しましょう。風鈴の音色は「厄除け」の意味を持ちますので、夏バテ防止のためにも、「夏越の祓」の後は風鈴で心身を整えてはいかがでしょう。
今回は思い切って京都郊外、のどかな風景が広がる宇治田原の山里へ参りましょう。京都市内と比べると、気温も5℃ほど低いとか。日本有数の茶どころであり、源氏物語「宇治十帖」の舞台としても名高い宇治の中心部から東へ17kmほどの山間に、800年の歴史を刻む高野山真言宗の正寿院(しょうじゅいん)がたたずみます。
今からちょうど10年前、ハート形の猪目(いのめ)窓と花天井がお目見えしたのを機に、一日がかりでも訪れたいお寺として、多くの参拝者を魅了しています。自動車利用が便利ですが、山道の運転に不安がある方は、JR奈良線・京阪宇治線「宇治」駅から乗車できる「宇治茶バス」(12月7日までの土日祝日限定)を利用するといいでしょう。
ご本尊の十一面観音菩薩は、50年に一度だけ御開帳される秘仏。今年は修復をお受けになることが決まったのを記念して、11月30日まで特別御開帳中です。次に拝めるのは50年後というまたとない大変貴重な機会ですから、ぜひ足を延ばしてみてください。鎌倉時代の仏師快慶作の不動明王像にも会えますよ。
「風鈴寺」の別名も持つ正寿院。2000個もの風鈴が夏の空に揺れる恒例の「風鈴まつり」が開催中(9月30日まで)。7月上旬までのアジサイ、次いで8月末までのヒマワリ、9月のコスモスといった「花風鈴」をはじめ、全国47都道府県のご当地風鈴も勢ぞろい。中でも、青銅製の風鐸(ふうたく)という風鈴の原型は必見(必聴)! この音が聞こえる範囲は聖域で、災いが起こらないと考えられているのだそうです。
本堂でご本尊に手を合わせたら、猪目窓と花天井のある客殿へ。「猪目」のハート形は、単に愛の象徴というのではなく、災いを除き、福を招く縁起のいい日本の伝統文様です。日本の絵師や書家ら約100人が伝統文様や四季の草花を描いた160枚の板絵からなる「花天井」も必見です。
正寿院の客殿で見られる猪目窓と花天井〈らくたびからのお知らせ〉
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7/5(土)
夏の京都に欠かせない♪伝統「鱧料理」を受け継ぐ【京料理 二傳】
疫病退散を願う「祇園祭」歴史を探って【神泉苑】【八坂御供社】へ
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7/14(月)・15(火)・16(水)
午前の涼しい時間帯に、京の夏を彩る【祇園祭】
山鉾をめぐり歩く絢爛豪華「動く美術館」を間近で鑑賞し、一年間の無病息災を祈願!
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祇園祭に欠かせない京料理二傳『鱧御膳』
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