トレードの画面が映るスマートフォン写真はイメージです Photo:PIXTA

株式投資において長期運用が基本ではあるが、「今すぐ利益を得たい」と考えてしまうもの。周りを出し抜いて短期間で利益を得るためにはどうしたらいいのか?株式投資の人気ブロガーがとあるシンプルな“極意”を解説する。※本稿は、斗比主閲子『ふつうの会社員が投資の勉強をしてみたら資産が2億円になった話』(幻冬舎)の一部を抜粋・編集したものです。

短期的に利益を増やすために
有効な方法は2つある

 10年、20年、30年といった長期間の投資によって資産形成する方法があります。

 では、短期的に利益を最大化したい場合にはどうしたらいいでしょうか。方法は大きく2つあります。1つは、リスクの大きい金融商品に投資をすること。もう1つは、生活防衛資金以外の手元現金を可能な限り多く投資することです。

 投資はリスクが高ければリターンが増えますから、もし、短期間で多くのリターンが欲しいとなったら、リスクの高い金融商品に投資することになります。アメリカの新興株市場であるNASDAQ100指数に連動した投資信託、世界の新興国に投資する新興国株式投資信託などが投資対象になってきます。ただ、新興国株式の投資信託は、リスクの割にリターンが低いという特殊な状況にあるため、大手を振ってお勧めしにくいところがありますが。

 もっとリターンが欲しければ、日経平均やNASDAQ100等の指数の2倍、3倍の値動きをするように設計されたレバレッジ型金融商品や、新興スタートアップ企業にエンジェル投資をするという方法もあります。

 ただ、投資の玄人であるならまだしも、リスクの大きい金融商品“のみ”に投資をするのはまったくお勧めしません。