
なんだかずっと具合が悪い……わけもなくイライラするし不安になる……病院で検査しても原因がわからない。心や体の様々な不調や症状の正体は「自律神経の乱れ」かもしれません。自律神経の名医・小林弘幸順天堂大学医学部教授の『1週間で勝手に自律神経が整っていく体になるすごい方法』(日本文芸社)より、自律神経が乱れるとどのような不調が現れるのかを紹介します。
結局「しんどい」の原因は
自律神経の乱れ
なんとなく体がだるかったり、いつまでたっても疲れがとれなかったり。かといって、病院で検査をしてもどこも悪いところはなく、慢性的な不調を抱えたまま過ごしている人は多いのではないでしょうか。そういった解決できない不調の原因は、「自律神経の乱れ」にあるかもしれません。ほかにも、頭痛、肩こり、めまい、動悸、不眠症や不安症、イライラするなど気分まで、自律神経が乱れると様々な不快な症状が現れます。
では、何が自律神経を乱すのでしょうか。一番の要因はストレスです。人間関係による精神的ストレスもそうですが、寝不足や不規則な食生活、ハードワークといった身体的ストレスも同様。最初はささいなストレスでも、それが日々積み重なることで自律神経を乱していくのです。
自律神経が乱れると、まず血流が悪化します。血の巡りが滞ることで、頭痛や肩こり、体のだるさ、慢性的な疲れといった不調を感じ始めます。そして血流が悪化すると内臓機能も低下。下痢や便秘、肌荒れといった症状まで現れることがあるのです。