類似性は、「経験(やってきたこと)」で示します。

長所を見つけてもらうために
経験は箇条書きにする

 書類選考をする人が、その仕事に詳しいとは限りません。

 現場からオーダーされた採用要件のキーワードがあるかどうかを、職務経歴書を斜め読みしながら探している可能性もあります。そのため、応募職種の関連キーワードを盛り込んでいきます。

 キーワードを見つけやすいように、経験は箇条書きで表現しましょう

 募集企業は、毎日多くの応募書類に目を通しています。長すぎる文章は読み手に負荷を与えますので、「この内容は何のためにあるのか」を明確にして書きましょう。

 再現性は、結果とその結果に至ったプロセスをセットで示します。ある実績を職務経歴書に書いたとき、それを読んだ担当は次の2つを思い浮かべています。

・たまたまその会社でだから結果を残した人なのか?
・うちの会社でも結果を出してくれる人なのか?

 当然、後者だと思ってもらう必要があります。

 しかし、実績欄に結果だけを書いていても、再現性は示せません。再現性を示せる数値やエピソード情報を書き出してみてください。

一番最初に見られる上段に
何を書くかで結果は決まる

 まずは思い出せるだけエピソードを書き出します。その中で、今回の応募で必要とされるエピソードはどれかを考えて、1つか2つに絞ります。

 そして、最初に結果を示し、その後にそこに至るまでのプロセスの順で書きます。

【例1】新規開拓の営業力を示す同書より転載 拡大画像表示
【例2】業務改善のスキルを示す同書より転載 拡大画像表示