年末やプロジェクト終了後、評価面談の時期など、タイミングを決めて定期的に振り返りの機会を設け、職務経歴書を更新することで、経験が積み重なり価値あるキャリアの資産になります。
職務経歴書のテンプレに
よくある年表形式の落とし穴
職務経歴書の作成に取り組む際、「職務経歴書 テンプレート」でインターネット検索すると、たくさんテンプレートが出てきます。よくある形式は、時系列でやってきたことを並べていく年表形式のものです。
時系列で列挙しても長くなりすぎない人で、やってきた事をそのまま活かして転職する人であれば、この形式で十分です。しかし実は、この形式が適している人はほとんどいません。
年表形式だと、記載内容に重複が多くなったり、やってきた期間の長さに分量が比例しがちで、焦点を当てたいところがボケてしまいます。
職務経歴書は、ただ経験を羅列するのではなく、読み手に必要な情報を効果的に伝えることが大切です。

(1)どこに向かうのか:キャリアの方向性
(2)なぜそこへ転職しようとするのか:転職の目的と理由
(3)どうしてそこへ転職できると思うのか:過去の経験に基づく根拠
(2)なぜそこへ転職しようとするのか:転職の目的と理由
(3)どうしてそこへ転職できると思うのか:過去の経験に基づく根拠
この中でも、特に書類選考において重要なのは「(3)どうしてそこへ転職できると思うのか」です。
これをはっきりさせるためには、募集している仕事内容と類似した経験があるかという「類似性」と、これまでの成果は偶然ではなく再現可能かという「再現性」の2つを意識してください。