テスラがレストランをオープン!3時間待ちでゲットした「テスラ・バーガー」の味は?〈米国〉青と白の色使いがスタイリッシュな店内

約3時間後ようやく店内へ
多くの人がスマホで撮影するモノとは?

 3時間近く並び、やっとダイナーの入り口まで順番が進んだ。中に入ると多くの人がまず向かったのがトイレ。店内1階にトイレがあるが、それも男女共用の個室がひとつだけ。すでにそこにも列ができていた。

 しかも多くの客が自分の順番が来ると、トイレ内のインテリアをスマホで撮影しており、出てくるのにさらに時間がかかっている。

 トイレの列に並んでいた男性は「車内で注文してから1時間でやっとスマホに通知が来て商品をピックアップしたよ」と話す。手提げ袋に入ったバーガーを抱えた彼に、スマホのアプリを見せてもらうと、1時間以上チャージし続けていたため、すでにフルチャージに近かった。

 テスラ・スーパーチャージャーの料金は場所と時間によって異なるが、運転席に座って充電中だった客に聞いてみると「今は1キロワットアワー当たり59セントの表示が出てるよ」と教えてくれた。

テスラがレストランをオープン!3時間待ちでゲットした「テスラ・バーガー」の味は?〈米国〉人型ロボット「オプティマス」

 店内のインテリアは天井が青色で、テーブルは白色で統一されている。店内に数台あるデバイスから自分で商品を注文するシステムだが、混雑しており順番が回ってくるのに時間がかかりそうだ。

 階段を上って2階に上がると、外が見渡せるパティオになっており、オプティマスというテスラが開発した人型ロボットがポップコーンを箱にすくって入れて客に差し出していた。

 その光景を多くの人々が群がってスマホで撮影している。

 楕円形の日除けがついたベンチに座って休んでいたチェトナ・イェンさんは、TESLAというロゴが入ったバッグを白と黒の色違いで2つ持つほどの筋金入りのテスラファンだ。

「サイバートラックを2022年の段階ですでに予約して買った」と言う彼女。女性でサイバートラックを運転している人は少ないのでは?と聞くと「そんなことはない。結構たくさんいる。最大の利点は、車体が大きいので万一事故に遭っても、まず死なずに済むことかな」と言う。

テスラがレストランをオープン!3時間待ちでゲットした「テスラ・バーガー」の味は?〈米国〉テスラファンのチェトナ・イェンさん

 10万ドル以上の価格帯のサイバートラックの場合「購入した新車の寿命が尽きるまでチャージ料金無料」という特別サービスが付帯してきた時期もあったそうだが、彼女が買ったサイバートラックはその対象外で、充電は有料だが、自動運転機能を完備しているタイプを選んだという。

「車体は大きいけど、自動で駐車できるから問題ない。うちにテスラ車はもう一台あるけど、夫もサイバートラックを独占して運転したがるので、夫婦でいつも取り合いになってる」

 ちなみに、この日、彼女の頭の上にあった楕円形の日除けは後日取り外されていた。この日除けが落下して客の頭に当たる事故が起きたのだ。