相手のために言った言葉を
どう受け取るかは相手次第
気づかいやアドバイスをするほうとしては、「あなたのため」にやってあげているつもりでも、相手にとっては「ありがた迷惑」というのはよくあるパターンです。
相手の気持ちは相手のものです。
本当のところは相手にしかわかりません。
相手の気持ちをくみとっているつもりでも、あくまでも「自分が想像した相手の気持ち」でしかなかったりします。
・身内を亡くした同僚を励ますために、飲み会を企画する
・健康診断の数値が悪かった人に、きかれてもいないのに自分の健康法を教える
・同僚のAさんに「BさんがAさんの仕事ぶりを批判していたよ」とネガティブなことを言う
・健康診断の数値が悪かった人に、きかれてもいないのに自分の健康法を教える
・同僚のAさんに「BさんがAさんの仕事ぶりを批判していたよ」とネガティブなことを言う
これらも、一見「相手のため」を思っていそうで、相手にとってはありがた迷惑かもしれません。
身内を亡くした同僚は、そっとしておいてほしいかもしれませんし、自分の興味のない健康法を言われた人は辟易しているかもしれません。
Aさんはネガティブな情報なんて知らされたくなかったでしょう。
このように、自分の気持ちとしては「相手のため」だとしても、相手にとっては「領域を侵害されている」と感じるケースは数多くあります。
あなたにあなたの領域があるように、相手には相手の領域があります。
お互いの領域を尊重できるようになると、人間関係のトラブルはかなり減っていくと思います。
私たちができることは、「自分の領域を守る」ということだけです。
「自分の領域を守る」って、一見冷たそうに感じるかもしれませんが、それが結局は「相手の領域を守る」ことにつながるのだと思います。
自分でも知らないうちに
相手の領域に侵入している
知らず知らずのうちに相手の領域に踏みこんでしまっていることがあります。
でも、自分ではなかなか気づけないケースも少なくないようです。