
「イヤだったらNOと言えばいい」という人もいるかもしれませんが、NOと言う側もエネルギーを使うんですよね。
また、アドバイスや「よかれと思って」の行動が重なると、単に相手の線引きを越える以上のストレスやマイナスの影響を相手に与えがちです。
たとえば「部下が自主的に動かない、頼りなくて困る」と悩んでいる上司がいるとします。
先回りして、「これはやってありますか?」と確認したり、このスケジュールで動いてくださいと指示したり。
「よかれと思って」の行動が重なって、相手の決断力を奪っていることになるかもしれません。
・相手はそうしてほしくないかもしれない
・相手が成長するチャンスを奪っている
・相手が成長するチャンスを奪っている
などと考えることができると相手が引いた線を、かなり踏み越えていることに気づけるかもしれません。
相手が相手のことで何か決められなかったとしても「決断するのは相手の領域」と黙って見守ること。
「よかれと思って」のことでも、あえて「やってあげない」をやってみること。
それを続けていくと、自然と心地いい線が引けていくと思います。