人生の一時期でもいい、多少無理をする、がむしゃらに働くという時代がなければ、本当の意味で仕事で成長するのは難しいのではないか。
こう言うと「時代錯誤の昭和脳」と思われる方もいるだろう。だが、ご参考までに、僕の知り合いのアメリカのヘッジファンドの連中の働き方は凄まじい。

有名ビジネススクールを卒業し、MBAを取得して就職した優秀な若手たちが、平日は毎日朝7時に出勤して、夜は10時過ぎまで働いている。土曜だってもちろん長時間働いている。
その目的は、少しでも早くスキルアップをして、さらには実績を積み重ね、収入をアップさせたいからである。チャンスがあれば独立して自分のファンドを立ち上げたい、というのもある。
もちろん、そんなハードワークはずっと続けられないので、数カ月に1度は週末に加えて2日ほど休暇を取って、リゾートなどに行ってリフレッシュする。
労働時間の問題を軽減するだけで何かが解決するのか。僕は論理的にあり得ないと思っている。「日本人は働きすぎる」などといった間違ったイメージで労働時間の短縮をはかっても、休み時間に何もしなければ意味がない。
特に、月単位で残業時間を縛るというのは、現場の実情を分かっていない人間が頭だけで考えた発想であり、どうしてこうした考えがもてはやされるのか、理解できない。