「仙骨」と「骨盤」を
動かすことがポイント

▼背骨を動かすストレッチ

1・四つんばいになり、息を吐きながら、背中をゆっくりと丸める

夜中、目覚めてしまう人はやってみて。慢性的な疲れが取れる「朝まで熟睡」ストレッチ・ベスト1〈再配信〉

2・息を吸いながら背中をゆっくりと反らす

夜中、目覚めてしまう人はやってみて。慢性的な疲れが取れる「朝まで熟睡」ストレッチ・ベスト1〈再配信〉

 1と2を数回繰り返してください。

 四つんばいになって背骨を動かすというと、よく上半身の胸の辺りだけを動かす人がいるのですが、それでは効果がありません。ポイントは「仙骨」と「骨盤」を動かすことです。仙骨は背骨の一番下にある三角形の形をした骨で、骨盤の真ん中、尻尾の辺りに位置します。ですから上半身だけでなく、お尻のほうから大きく動かすことを意識するといいでしょう。

 これによって自律神経の関係が深い「丹田」も動かすことになり、メンタルのバランスも整います。

現代人は光を浴び続けて
交感神経が働き続けている

 現代社会では自然光ではない光を夕方以降も目から浴び続け、夜になっても交感神経ばかりが働き続けています。交感神経は血圧と呼吸数を上げ、筋肉を緊張させる働きを持っているため、現代人はほぼ全員が無意識のうちに多くの時間、緊張して暮らしているといえます。

 ですから1日の終わりに、緊張感による力みをきちんと取りましょう。無駄な力が抜けて睡眠も深くなります。寝つきが悪い人や夜中に目が覚めてしまう人、熟睡できない人はぜひ試してみてください。