
日産と三菱自が兄弟車の
新型軽自動車を披露
日産自動車は、お盆休み明けの8月22日、新型軽自動車「ルークス」の先行披露会を開催した。ルークスは軽自動車で最も売れ筋の「スーパーハイトワゴン」分野の主力車で、4代目となる今回は5年半ぶりのフルモデルチェンジだ。
5月にエスピノーサ新社長が経営再建計画を発表して以降、国内で新型車を投入するのは初めてのことだ。新型ルークスでは、価格の高騰を抑えるため従来のマイルドハイブリッド車(HV)モデルを廃止し、税込み160万円台からの価格帯を維持しつつ、安全性や快適性を高めた。発売は25年秋ごろを予定しており「日産復活の鍵を握る重要なモデル」(杉本全・日本マーケティング&セールス執行職)と同社は意気込む。
一方、三菱自動車工業も同日、新型軽自動車「デリカミニ」と「eKスペース」を発表し、受注を開始した。デリカミニは、「eKクロススペース」のビッグマイナーチェンジとして2023年5月に登場し、三菱自のアイデンティティーを前面に押し出したパッケージングや、デリカミニのフロントフェースをモチーフにした犬のマスコット「デリ丸。」を起用したプロモーションなどで人気を博した。