25年以上多くの読者に選ばれ続けてきた大学案内『大学図鑑!』が今年もパワーアップして発売された。現役生・OB・OGら5000人超のナマの声によってつくられた本書は他の大学選びのひとつの手段として選ばれている。本記事では最新版である『大学図鑑!2026』の出版を記念して、内容の一部を抜粋し再編集してお届けする。(本記事は2025年1月時点に執筆した『大学図鑑!2026』をもとにしています)

大学生Photo: Adobe Stock

 府大・市大がこれまで培ってきた質の高い研究・教育を融合。両大学の専門教育を継承し、時代のニーズに応える12の多彩な学部・学域を設置する。それぞれの長所が交わることで生まれる研究力は、大きな強みとなるはずだ。

 1年次前期の全学必修科目として、全学部・学域の90以上のテーマから受講ゼミを選ぶ「初年次ゼミナール」を実施。

 レポート作成やグループ討議を通して、自発的・能動的に学んでいく姿勢とスキルを身につける。「学部を越えて友達が出来る」と好評だ。

 英語科目は「読む・聞く・書く・話す」の4技能をCEFR(ヨーロッパ言語共通参照枠)でB1レベル以上にすることを目標に少人数制で学ぶ。

現代システム科学域

 知識情報システム学、環境社会システム学、教育福祉学、心理学の4学類。サステイナブル(持続可能)な社会の実現に貢献できる人材を育成する。課題解決型のPBL(Project Based Learning)プログラムによって実践力が身につくことも特徴。比較的楽なため「バカンシス」と言われることも。

文学部

 4つの学科、15のコース(欄外参照)を擁する「小さな総合大学」。1年次の12月に学科・コースを選択する。各コース数人~十数人の少人数編成で、クラス意識が強い。

法学部

 法学科のみ。法曹などをめざす人向けの司法コース、公務員などをめざす人向けの行政コース、民間企業やジャーナリストなどをめざす人向けの企業・国際コースの3コースを設置。「論述一発で4単位取れるかが決まるので、かなりシビア」。