ペプシコーラ、ケンタッキーフライドチキン、ピザハットを次々と再建し、「フォーチュン」や「ハーバード・ビジネス・レビュー」が選ぶ世界トップリーダーである伝説のCEOデヴィッド・ノヴァクが、成功者100人から得た知見を『Learning 知性あるリーダーは学び続ける』にまとめている。本記事では、その一部を抜粋・編集し、「成功し続ける人になる秘訣」を紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

つい言ってしまう「保険の一言」
会議や勉強会で質問をする際に、
「素人質問で恐縮ですが……」
「これは既にお話しいただいていたかもしれませんが……」
「こんな質問で申し訳ないのですが……」
そんな一言から始めてしまう経験はありませんか?
実はその一言が良い答えを得る機会を奪っているかもしれないのです。
シンプルなアドバイス
タイムズ・ミラー財団やロサンゼルス・タイムズで幹部を務めた女性リーダーであるボニー・ヒルは、ある日友人からシンプルなアドバイスを受けたといいます。
「ばかげた質問かもしれませんが……」「おそらく私はすでにそのことを知っているのですが……」「これは間違った考えかもしれませんが……」などと言ってはいけない。すると、相手はあなたやその質問のことを軽視するので、答えから学べることも少なくなる。
質問の前にこのような言葉を添えてしまうと、自ら質問の価値を下げてしまいます。
この一言によって相手の答えも浅くなり、学びの機会を失うことになるのです。
良い質問は「扉」を開く
アインシュタインはこう語りました。
「もし人生がかかった問題を解くのに1時間あるなら、55分は適切な質問を考えることに費やす」と。
つまり、良い質問さえ見つければ、答えは自然に導き出されるということなのです。
(この記事は『Learning 知性あるリーダーは学び続ける』をもとに、一部抜粋・編集し作成しました。)