ペプシコーラ、ケンタッキーフライドチキン、ピザハットを次々と再建し、「フォーチュン」や「ハーバード・ビジネス・レビュー」が選ぶ世界トップリーダーである伝説のCEOデヴィッド・ノヴァクが、成功者100人から得た知見を『Learning 知性あるリーダーは学び続ける』にまとめている。本記事では、その一部を抜粋・編集し、「成功し続ける人になる秘訣」を紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

「いまが一番だ」と思ってしまう
新しいことに挑戦しようと思っても、なぜか一歩が踏み出せない。
面白そうなチャンスが目の前にあっても、心のどこかで「やめておこう」とブレーキがかかる。
そんな経験はありませんか?
心理学ではこれを「現状維持バイアス」と呼びます。
人は安心できるものにとどまりやすく、変化を避けたくなる生き物なのです。
可能性を制限する一番の原因は?
しかし、本当に厄介なのは外部の環境ではありません。
私たちが無意識に抱えている「自分で自分にかけている制限」です。
リーダー兼コーチのウェンディ・レシュゴールドとリサ・マッカーシーは、人は誰でも次の3点について制限をつくりがちだと指摘しています。
1.自分自身と、自分ができることについて
2.自分が置かれている状況と、自分ができることについて
3.他人と、他人から助けてもらうことについて
2.自分が置かれている状況と、自分ができることについて
3.他人と、他人から助けてもらうことについて
「思い込み」が可能性を閉ざす
「私にはその能力がない」
「このスケジュールでは絶対に無理だ」
「上司は私に関心がない」
そんなふうに考えた瞬間、脳はそれを事実だと信じ込みます。
結果として、自ら他の選択肢や可能性を閉ざしてしまうのです。
制限を打ち破る最初の一歩
もし行動を止めているのが「環境」ではなく「思い込み」だとしたら?
問いかけ方を変えるだけで、状況は一変します。
「本当にできないのか?」
「他の方法はあるのか?」
「誰に助けを求められるのか?」
制限を疑うことが、成長への第一歩なのです。
(この記事は『Learning 知性あるリーダーは学び続ける』をもとに、一部抜粋・編集し作成しました。)