ペプシコーラ、ケンタッキーフライドチキン、ピザハットを次々と再建し、「フォーチュン」や「ハーバード・ビジネス・レビュー」が選ぶ世界トップリーダーである伝説のCEOデヴィッド・ノヴァクが、成功者100人から得た知見を『Learning 知性あるリーダーは学び続ける』にまとめている。本記事では、その一部を抜粋・編集し、「成功し続ける人になる秘訣」を紹介する。(構成/ダイヤモンド社書籍編集局)

実は誰でもできる「天才的な習慣」・ベスト1Photo: Adobe Stock

「質問力」が成長を決める

会議や打ち合わせで「こんなこと聞いたら恥ずかしいかな」と口をつぐんでしまったり、知っているつもりで質問を省いてしまったりした経験はないでしょうか。

質問は、学びや成長の出発点です。
とくに新人時代の最大の強みは「自由に質問できること」
それを活かさないのは大きな損失です。

子どもの頃は誰でも質問の天才だった

「残念ながら、人間が質問をするのは4歳くらいがピークだ」とジャーナリストのウォーレン・バーガーは語っている。

「そのくらいの年齢の子どもは、学び、能力を高めるために、1日に何百回も質問をする。だが年齢を重ねるにつれて、人は自分の知識を過信したり、周りから無知であると見られるのを過度に恐れたりするようになる」

本来、誰もが「なぜ?」「どうして?」を連発する天才的な質問家でした。
けれども大人になるにつれて、知識や体裁を守ろうとするあまり、質問の数が急速に減ってしまうのです。

今日からできる「質問のリハビリ」

成長のために「質問すること」は欠かせません。
これからの生活で「質問」を心がけてみるのはいかがでしょうか。

たとえば、「会議中に最低1つは質問すると決める」「わからない言葉をそのままにしない」など、「質問をする」ためにルールを決めておくのもよいかもしれません。

質問は恥ずかしいことではなく、未来を開き、成長する力になります。
子どもの頃のように好奇心を取り戻すことが、学び続ける大人への第一歩なのです。

(この記事は『Learning 知性あるリーダーは学び続ける』をもとに、一部抜粋・編集し作成しました。)