
テスラを抜いて、今や“世界で最も電気自動車(EV+PHEV)を売っているメーカー”となった中国・BYD。中国市場ではもちろんトップシェア、台数でも今やホンダを抜いて世界第6位となっています。そのBYDが、世界戦略車として開発したのが今回取り上げる「シーライオン 7」です。注目度の高いシーライオン7とはどんなクルマなのか?街中や高速道路をたっぷり試乗したレポートをお届けします。(コラムニスト フェルディナント・ヤマグチ)
航空自衛隊新田原基地のみなさんとBBQ
みなさまごきげんよう。
フェルディナント・ヤマグチでございます。
今週も明るく楽しくヨタ話からまいりましょう。
この週末も宮崎で過ごしておりました。


ともあれ、こちらに持ってきた中古のキャラバンは大活躍。何でも気軽にポンポン放り込めるのが良いですね。

今回のメインイベントは、航空自衛隊新田原基地の精鋭諸氏をお招きしてのフェル宅BBQ。たまたま来宮していた自動車評論家の渡辺敏史氏にも参加していただき、楽しいひと時を過ごしました。

ということで本編へとまいりましょう。
今や「世界一のEVメーカー」となったBYDの世界戦略車の試乗記です。
中国BYDは今や、世界一のEVメーカー
今回お送りするのは、BYDの新型クロスオーバーSUV「シーライオン7」である。

そう。その名を聞いた瞬間、胸のどこかでウッと身構えてしまう人もいるであろう、“中華製”電気自動車である。
みなさまご存じの通り、iPhoneも、ユニクロの服も、パナソニックの低位モデルのテレビも、その多くは中国で造られている。BYDのライバルに当たるテスラもそうだ。「中国製だから品質が不安」というのは、少なくとも都市生活者の実感としてははるか昔の話だ。
ではなぜ身構えてしまうのか?問題は、“製造地”ではなく“ブランド”にあるのだろう。