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日本の食卓の定番、みそ汁。代表的な家庭料理だが、いざ「おいしく作ろう!」と思うと意外と難しいもの。みその選び方からおいしく作るポイントまで、これから料理を始める人へのアドバイスを料理家・樋口直哉が語る。※本稿は、樋口直哉『料理1日目 たったの10皿で「料理の基本」はマスターできる』(光文社)の一部を抜粋・編集したものです。
みそと相性の悪い
食材はない!
みそはアミノ酸や有機酸、無機酸、塩類などを含んでいる調味料。ごはんにみそをのせて食べてみると、それだけでおいしいことがわかります。味のバランスがとれている調味料なので、濃度にさえ気をつければみそ汁はそもそも「まずくなりにくい」。そこにみそ汁のすごさがあります。
みそと相性が悪い食材はないので、残っている野菜があればみそ汁に加えれば冷蔵庫の整理にも一役買います。
ごはんとみそ汁があればとりあえず食事の体裁は整う(そこに漬物か納豆、目玉焼きなどがあれば言うことなし)ので、覚えておくと役に立つ料理です。
スーパーに行くと多種多様なみそが並んでいますが、外見からそれぞれの特徴や味はわからないので、選ぶにはやはり前もって知っておく必要があります。
こんなふうに料理の世界では前提となる知識がなければ〈選びようがない〉食材や調味料がたくさんあります。
「どのみそを買えばいいんですか?」
と料理に詳しい人に質問すると
「好きなものでいいんです。好みで選びましょう」
という答えが返ってきます。







