例えばぼくのから揚げのレシピは鶏もも肉1枚=260gに対して塩分濃度1%=濃口しょう油大さじ1(塩分量2.6g)を基準にしています。もしも、塩辛いと感じたらしょう油を控えればいいですし、薄ければ塩やしょう油を足せばいいのです。

おいしい料理のための
〈調味パーセント〉

 こんなふうに必要な塩分量や糖分量から調味料の使用量を導き出す考え方を〈調味パーセント〉と言います。割合で覚えておけば少しだけつくるときも大人数に料理を振る舞うときにもいつでもおいしい味付けができます。

図表:調味パーセントの計算式同書より転載 拡大画像表示

 みそ汁に味をつけるにはどれくらいの量のみそを入れればいいのでしょうか。

図表:塩の重量の計算式同書より転載 拡大画像表示

 つくりたいみそ汁の塩分濃度を0.8%とすると、2人前300mlのみそ汁に必要な塩分量は

図表:みそ汁に必要な塩分の計算式同書より転載 拡大画像表示

 となります。味付けのためには2.4gの塩を加えればいいので、次にパッケージの裏に記載されている食塩相当量を参考にしましょう。