文章には急所がある
フェイスブック、メールマガジンやブログなど、さまざまな媒体がありますが、読ませる文章、結果を出す文章には必ず急所があります。
私が文章を書くときや、クライアントさんとセッションするときには、急所がどこにあるかを見つけるために、グッとフォーカスしていきます。
クリティカルポイントというのか、ツボというのかわかりませんが、そこを押せば文章に命が宿るポイントが必ずあります。
文章で結果を出す人は、この急所が見えています。
そして、それが一番魅力的に見えるように、他の文章が有機的に絡み合っていきます。
文章の急所は、書き進めていくうちに周辺情報が埋まり、突然目の前に現れることもあれば、初めからそこにある場合もあります。
それが見えたとたん、あなたの文章は一気にドライブし始めます。
先に紹介した、全国14ヵ所800名以上を動員した一大ムーブメントの読書会の企画段階で、中心となるメンバーが集まったときのことです。
仲間との雑談の場と思っていたら、実は自然に知識を得て、ビジネススキルが向上する読書会、の楽しさを1人でも多くの人に伝えたい。想いに共感してくれる仲間に集まってほしい。
その想いをそこに集った全員が共有したとき、ふとその言葉は現れました。
「なんだっ!30代って楽しいじゃん!」
という急所が見つかったとたん、瞬く間に全身に血が行き渡るように、文章に命が吹き込まれていきました。
このたったひと言から、全国ムーブメントが始まったと言っても過言ではありません。
では、どうすれば、急所を見つけることができるのでしょうか?
書籍に書ききれなかったことと合わせて、【第2回】【第3回】で詳しく書いていきますが、概要だけお伝えしておきます。
ひとつは、文章を書き始める前に、あなたが文章を書くことによって、達成したいゴール(目標・役割・狙い)を設定すること。
もうひとつは、
●あなたが持っている(興味のある)情報、経験、知識
●相手にプラスになる(相手が知りたい)情報
の重なる部分を考えることです。
文章を書くことは、本当に楽しい作業です。
読んでくれる人を鏡にして、自分自身と向き合うクリエイティブな作業が、いつも新鮮な刺激と新しい気づきを与えてくれるのです。
次回は6月24日更新予定です。
【中野巧著『6分間文章術』出版記念ワークショップのお知らせ】
トヨタ、ソニー、三菱東京UFJ銀行、DeNAなどのビジネスパーソンだけでなく、大学教員、女子高生、小学生まで、続々驚きの声があがっている『6分間文章術』。神田昌典氏も「これは、日本が世界に誇れる文章作成法だ」と言う、これまでにない共感時代の新しい文章術を、実際に著者の中野巧氏が少数精鋭で指導します。この機会をぜひお見逃しなく!
■ワークショップ概要■
日 時: 2013年7月27日(土)13:30~16:00(13:00開場)
会 場: 東京 原宿 ダイヤモンド社本社ビル9F セミナールーム
東京都渋谷区神宮前6-12-17⇒地図
参加費: 一般18,900円(税込)、ダイヤモンド会員16,800円(税込)
(事前登録制)※ダイヤモンド会員には、ダイヤモンド社発行の各種定期購読者様、ダイヤモンド・オンライン会員様ダイヤモンド愛読者クラブ会員様をふくみます。
主 催: ダイヤモンド社
定 員: 30名予定
お問い合わせ先 ダイヤモンド社書籍編集局
電話 :03-5778-7294 (担当:中島)
E-mail:pbseminar@diamond.co.jp
◆セミナーの詳細・お申込みは、こちらから
https://diamond.jp/ud/bkseminar/51b6da231e2ffa1219000001
【新刊のご案内】
トヨタ、ソニー、三菱東京UFJ銀行、DeNA社員、大学教員、女子高生、小学生から続々驚きの声!数々のベストセラー作家を世に輩出してきた神田昌典氏も、「これは、日本が世界に誇れる文章作成法だ」と言う著者待望の処女作!巻頭口絵を含むフルカラー全168ページで、最後まで読みとおせる初めての文章術の本!
「なんで⇒なるほど⇒それならば」の建築的思考が背景にあるので論理的!でもやさしい!作文の時間が大嫌いだった学生も1枚のチャートを埋めていくだけで一気に作文が好きになったり、社会人からも続々称賛の声!再現性のある驚きの文章術をぜひご一読ください。
ご購入はこちらから!
[Amazon.co.jp] [紀伊國屋書店BookWeb] [楽天ブックス]
1976 年生まれ。10年書き続けてきた独自の文章メソッドを1枚のチャートに結晶化し、エンパシーライティングを開発。エンパシーライティングは、いまやトヨタやソニー、三菱東京UFJ銀行、東芝、富士通、DeNAをはじめとする日本を代表する企業の社員や幹部が社内外で活用するだけではなく、一部の小学校の卒業文集や作文指導、都立高校の授業、大学教員の論文作成にまで活用されている。あの神田昌典氏が「これは、日本が世界に誇れる文章作成法だ」と言った新しい文章術。本書が初めての著書となる。